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日別アーカイブ: 2026年2月9日

小西建設のよもやま話~安全管理・法令対応・働き方改革—「無理な工程」が事故を呼ぶ ~

皆さんこんにちは
有限会社小西建設の更新担当の中西です。

 

 

安全管理・法令対応・働き方改革—「無理な工程」が事故を呼ぶ

 

 

土木工事は、重機・高所・掘削・仮設・交通規制など、危険要因が多い仕事です。感電や墜落が中心の電気工事と同様に、土木も一度の事故が重大災害につながり得ます。だからこそ、安全管理は現場任せではなく、経営として設計する必要があります。⚠️

 

 

■ 土木の事故は「慣れ」と「焦り」で起きる
事故の多くは、知識不足より“慣れ”と“焦り”から起きます。
「いつもこうやっている」「今日は急ぐ」「あと少しで終わる」—この心理が、指差し確認の省略や仮設の手抜き、危険区域への侵入を生みます。
特に土木は、天候で条件が変わる(雨で法面が緩む、地盤が変化する、湧水が出る)ため、昨日の安全が今日も安全とは限りません。

 

 

■ 掘削・土留め・法面—“見えないリスク”が大きい
掘削は、崩壊・埋没という致命的リスクを抱えます。土留めの設置、支保工、法面勾配、締固め、排水…。これらは設計と施工の両面で管理が必要です。
また、埋設物(ガス・水道・通信・電力)への接触は、事故だけでなく社会的影響も大きい。事前調査の精度、試掘、立会い、図面の更新など、前工程の管理が安全に直結します。✅

 

 

■ 交通規制・第三者災害—現場外のリスクが増えている
道路工事や市街地工事では、第三者(歩行者・車両・近隣住民)への配慮が欠かせません。
交通誘導員の配置、カラーコーン、バリケード、夜間照明、案内表示、騒音・振動対策…。これらが不十分だと事故やクレームに直結します。
現代はSNSで情報が拡散しやすく、対応が遅いと信用を失い、次の受注にも影響します。

 

 

■ 法令・ルールの増加で「管理疲れ」が起きる
安全書類、作業計画、教育記録、点検記録、資格確認、車両管理、熱中症対策、化学物質管理…。元請けルールも厳格化し、書類が増えています。
目的は安全と品質ですが、現場は「書類に追われて施工時間が減る」と感じやすい。ここを現場に丸投げすると、提出漏れや不備が増え、是正対応でさらに疲弊します。

 

 

■ 働き方改革:残業を減らしたいのに工程が詰まる
働き方改革の流れで長時間労働の是正は不可避です。⏰
しかし土木は、天候・近隣・交通・他工種・資材納期など外部要因で工程が変動しやすい。遅れが出ると終盤にしわ寄せが集まり、夜間や休日対応が発生しがちです。
「残業を減らせ」と現場だけに押し付けると、無理な段取りが増えて事故や品質不良が起きやすくなります。

 

 

■ 解決の方向性①:安全と働き方をセットで“前工程から”設計する
現代の土木は、前工程の管理が勝負です。✅
・施工前打合せで危険箇所と対策を具体化(掘削、仮設、交通規制、近隣)
・工程の“前倒し”を徹底(資材・許可・協議・立会い予約)
・天候リスクのバッファ(雨天時の代替作業、延期判断基準)
・ヒヤリハットを共有し、現場ルールに落とす(“気をつけよう”で終わらせない)

 

 

■ 解決の方向性②:書類・点検のデジタル化と分業
書類は現場任せにしない。これが鍵です。✅
・日報・安全書類・点検表をテンプレ化
・写真を案件フォルダへ即格納(後で探さない)
・資格・点検の管理を事務が支援
・提出期限を工程表に組み込み、抜け漏れを防ぐ
現場は施工と確認に集中し、管理側が“整える”。この体制が、事故と残業を減らします。

 

 

■ 熱中症・災害・気候変動—安全の前提が変わっている
気温上昇により熱中症対策は必須です。
休憩・水分・塩分だけでなく、WBGTの確認、作業時間の調整、空調服の活用、緊急連絡体制まで含めた仕組みが求められます。
災害復旧では緊急性が高い一方、地盤不安定・余震・土砂流入など危険も増えるため、短時間での安全確認が重要です。

 

 

■ まとめ:安全は“文化”ではなく“設計”で強くなる
安全管理・法令対応・働き方改革は、現場の根性論で解決できません。標準化、分業、可視化、前工程管理、そしてコミュニケーション設計が必要です。✅
次回は、ICT施工・現場DX・生産性の課題を掘り下げます。

 

 

■ ヒヤリハットを“宝”に変える
ヒヤリを出した人を責めず、共有を評価する文化が事故を減らします。
再発防止策を1つだけ決め、現場ルールに追加し、翌月に効果を確認する。このサイクルが回ると安全が強くなります。✅

 

 

■ 現場を支える“小さな改善”チェックリスト ✅
・朝礼で「今日の最重要リスク」を1つだけ共有する
・終業前に5分だけ“終わり点検”(写真・片付け・危険物)をする
・材料不足や変更点は“その場でメモ”して共有し、言った言わないを防ぐ
・週1回、工程の遅れ要因を振り返り、来週の手を先に打つ
小さな改善の積み上げが、事故と残業と手戻りを減らします。⏱️✨

 

 

 

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